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  ウサギとカメ
投稿日時:2011-3-21 1:19
ウサギとカメ。
有名な童話ですね。


今日は少し視点を変えてこの話を見てみましょう。
とても大切な事を発見できるかもしれませんよ☆


童話の中では、

遅くても頑張り続けるカメ。
早くても途中で休憩するウサギ。


物語では、ゴール付近で何度目かの休憩をしていたウサギが
眠ってしまってカメが最後はレースに勝ちます。


要するに、努力し続けることが大切であり、
能力があっても怠けていると足下すくわれるよ、というお話ですよね。


だからウサギになってはいけない。
地道に努力するカメになりなさい。

そう教わって育った人が大半だと思います。



ここで視点を変えてみましょう。



ウサギは、最後の休憩まではカメの動きを観察していたのではないでしょうか。
カメはただひたすらゴールを目指していましたし。
途中で危険や事故が起きないように、しっかりと見守っていたとも取れます。



この違いは、ビジネスに例えると、経営者と雇われの関係に似ているんですね。


計画を立て、目標に向けてダッシュして、
チェックポイント毎に今を分析、
反省して、その反省を次の目標へ向けてまたダッシュする。

これがビジネスで重要なサイクルです。
よく、PDCAサイクルとも言います。


経営をする上で、この発想は欠かせません。
ライバルがいて競っているなら尚更。


経営者は、明らかにウサギの特徴と同じなんですね。


対してカメ。

彼は休むことなくひたすらゴールに向かって走り続けます。

ものすごい根性と体力が必要ですよね。
優秀な日本のサラリーマンの鏡とも言える象徴な気がします。



ウサギとカメ。

みなさんはどちらが好きでしょうか。
どちらになりたいでしょうか。


そして、上のようにビジネスに例えた場合、
みんなは経営者と雇われのどちらになりたいでしょうか。
どちらが人生豊かになるでしょうか。
どちらが自分にとって幸せなんでしょうか。



単純に、お金を稼げるのは経営者ですよね。
そして、体力的に楽なのも経営者ですね。

ただし、ウサギが負けてしまったように、経営者には責任やリスクという重荷が乗ってきます。
油断してボーッとしていると足下をすくわれるのです。




もしかしたらウサギは、薄目で見ていて、カメに頑張れって応援していたのかもしれない。

もしかしたらウサギは、薄目で見ていて、カメを導いていたのかもしれない。

もしかしたらウサギは、薄目で見ていて、頑張ってるカメに心打たれて最後の手柄を与えたのかもしれない。


経営者とは、そういう人なんです。

常にGIVEできる人。
常にGIVEし続けられる人。

周りの人、社員、常にアンテナを張っていて、
即座にその人の立場になってモノを考え
その人の為に本当に良い道筋を与え成長させられる人。



だからウサギはカメよりも先に走り
道筋を見せて
見えるところで監視し
自分の足を止めないように見守り
カメが自分の力で最後の勝利(夢)を達成できるように
カメが気づかないように仕向けたのではないでしょうか。


きっと、足が遅くてコンプレックスを持っている子でも
自力でしっかり頑張り続けて
失敗(追い抜かれても追い抜かれても)しても諦めず
ゴール(成功する)まで走り抜けば成功は手に入るんだ
そういう事を、実践の中で学ばせてくれたのではないでしょうか。




このように、視点を考えてみたらどうでしょう?


あなたはがむしゃらに頑張り続けることができる素晴らしいカメですか?
あなたはカメを導ける素晴らしいウサギですか?



質問の内容が変わったことに気づきましたか?

どちらになりたいか、どちらが良いか、ではなく、どちらなのか。
どちらが素晴らしくて、どちらがダメなのではありません。

それぞれ特徴を持っていて、役割があります。
それを掛け合わせることで、また1つ素晴らしい結果をもたらすことに繋がるのです。

この時生まれた絆は、深くて切れない素晴らしいものに変わりますよ☆。


だから、実は彼らは協力し合って、1つのレースという素晴らしいドラマを演出してたのかもしれません。

どちらが欠けても成り立たない。
どちらが欠けても感動は生まれない。

違う要素が掛け合わされることで生まれた素晴らしいドラマ(物語)なのです。






ちなみに、僕は完全にウサギです。

残念ながら、経営者としての素質があるとかそういう意味ではありません。
どちらかと言えば、地道に努力することが苦手。
計画立てる事に自負があっても、100%実行できる自信はない。
カメにはなれない、というのが正直なところ。

だから、カメタイプの人は尊敬するし素晴らしいと思います。


これまでカメになりなさいという教育が多かった…
というか、ウサギになりなさい、という教育は聞いたことがありません。



でも今は違います。

ウサギを受け入れてくれる人たちがいます。
その要素を必要としてくれる人たちがいます。

そこには自分が活かせる要素があって、逆に補ってもらえる要素があるのです。


人間関係はパズルみたいなもので、1人として同じ人はいません。

扱いやすいから分類毎に分けようとする人が多いけれど・・・。

本当は誰1人としてグループ分けできるはずもないんですね。


それだけ違う人がいるということは奇跡のような可能性が詰まっているわけで、
それぞれ異なるパズルを1つのことを達成する為に集中したら素晴らしいパワーが生まれるのは言わずもがな想像できます。



みんな違うんです。
個性と言う言葉で表されるように。

その1人ひとりを認め合って
受け入れ合って
補完し合って
それぞれの幸せを達成できたらどうでしょう?


なんだか簡単に夢が叶う気がしませんか?

なんだか何でもできる気がしませんか?

なんだかとっても楽しくありませんか?


最近、そんなことを実感しています。


今、僕は幸せですよ(^-^)v